案外知らない必要なこと
引っ越しすると何が変わるかというと、環境、生活はもちろん変わりますが、住所が変わります。
引っ越しは荷物の梱包から運びだし、運び入れ、荷解き……やることがいっぱいあってしなければならないことがおざなりになってしまうことも多いのですが、住所の変更などは絶対にしておかなければならない事なので、必ず頭の中に入れておきましょう。
住民票の異動をしておかないと、のちに住所変更を行いたい時、住民票を取ることができず変更に時間がかかりますし、免許の住所変更もできません。
クレジットカードなど明細が郵送されてくるものも多いので、その基本となる住民票の異動は必ず行ってください。
住民票の異動は必須です
案外知らない方が多いのですが、住民票の異動は国民の義務です。
法律で住民票の異動は引っ越しから14日以内に行うことと定められています。
でもこういう法律があっても別に罰則はないでしょう？という人がいますが、実は罰則もあります。
住民票を引っ越しから14日以内に移動しなかった場合、5万円以下の過料の支払いが発生することがあるのです。
ただし、生活拠点が異動しない、その新しい住所に暮らすことが1年未満であるとわかっている場合、異動の必要はありません。
新住所に1年未満しか暮さないというのは、例えば大学から就職する前に一旦実家に異動し、それからまた就職のために新しい住所地に行くなどの場合です。
この場合、長くても数か月で引っ越しするでしょうから、住民票の異動をしてしまうとまた実家から新しい就職先に行くとき、異動が必要になるからです。
転出？転入？
住民票は元いた場所から転出し、新しい住所に転入ということになります。
引っ越しの前の住所地にある役場に、転出届を出すと転出証明書をもらえるのでそれを、新住所地の役場に転入届と共に提出します。
これだけのことで、5万円以下の過料となるのではもったいないです。
引っ越しの際には、必ず住民票の異動を行うことを忘れないようにしましょう。