今では多摩地区の大中心地となった立川
ここ10年くらいの間で最も街の様子が大きく変わった都市の代表的な存在となっているのが立川です。
立川は人気の中央本線の主要駅の一つで、西東京の多摩地区と新宿からの都心部をつなぐちょうど中心的な役割を担います。
特に立川駅北口は2011年から「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」が大手不動産会社によって手がけられており、その結果大型モノレールや公開広場を含む全く新しい景観として作り変えられました。
おそらくかつて立川で生活をしたという人が久しぶりに訪れてみたら、全く違う都市のように感じてしまうのではないかというくらいに見る影なく変わってしまっています。
現在の立川駅のランドマーク的存在となっているのが平成26年(2014年)からオープンした「イケア立川」で、郊外での巨大店舗運営を得意とする人気の家具店ができたことにより立川という場所の知名度がぐっと高まりました。
かつては立川へのアクセスというと中央本線が中心でしたが、平成12年(2000年)に開通した多摩モノレールにより上北台~多摩センターまでの北東京と南東京を便利につなぐルートが確保されました。
住居地としては南口が中心
大規模な開発が入った立川駅ですが、比較的以前のままの景色が感じられるのは駅の南口方面です。
南口にも沢山のお店が入ったビルが並んでいるのですが、どちらかというと大型商業施設というよりは繁華街の雑居ビルといった風情で、路地裏のビルには賃貸用物件も多く見かけることができます。
立川駅周辺には一橋大学や東京女子体育大学、国立音楽大学や武蔵野美術大学など複数の大学があることから単身者向けの物件が数多くあります。
一方で古くからの住宅街ということもあり、家族向けの物件や住宅街には戸建て住宅が見られたりします。
都市としての規模は決して小さくないので、生活面で不自由を感じるということはほとんどありません。
むしろ駅に近いところに住みすぎてしまうと人通りが多すぎて落ち着いて生活をすることができない可能性があります。
急激に発展したということの影響でしょうが、街全体がなんとなくゴミゴミして清潔感がなく、治安面に不安があるということも特長になっています。
特に路地裏などにあるゲームセンターやパチンコ店の近くではガラの悪そうな人たちがつるんでいる様子も夜には見られるので、女性や家族連れで生活をする場合には周辺の環境に十分に注意をしておいた方がよいでしょう。
とはいえ生活の利便性は文句なしによいので、若干時間がかかるとはいえ都心部へのアクセス状況もよいのでベッドタウンとして入居をする都市の候補としてはおすすめです。